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利尻島の“生きた文化財”を未来へ。「泉の袋澗」を補修しました!~太陽財団の助成により実施~

こんにちは!

利尻しまじゅうエコミュージアム事務局です!


この度、北海道遺産「利尻島の漁業遺産群と生活文化」を代表する遺産の一つである「泉の袋澗」の改修工事を行いました!

この活動は、公益財団法人 太陽財団さんからの助成を受けて実施したものです。

泉の袋澗
泉の袋澗

「泉の袋澗」ってなに?

袋澗は、波よけ用に石積み(堤体)で囲った小さな船だまりを指しますが、これは漁獲したニシンを時化で失わないよう袋網に小分けして一時保管するためのものでした。泉の袋澗は、その中でも特に歴史が古く、大正時代に造られたとされています。

なんとこちらの袋澗は今でも、地元の漁師さんたちが実際に使っている“現役の”袋澗なんです。こうした場所はもう島内でも数少なく、まさに「生きた文化財」といえる存在です。


補修のきっかけ

長年の風や波の影響で、堤体の一部に損傷が見られていました。このままだとさらに損壊が進み、将来的に全壊や使い続けるのが難しくなる恐れがあったため、安全確保と施設の保存を目的に、補修に踏み切りました。


補修してよかったこと

  • 地元漁師さんたちが安心して使えるようになった

  • 歴史的な景観が守られた

  • 地域の文化や漁業の大切さを次の世代に伝えられる

袋澗は観光で訪れる方にもぜひ見ていただきたい利尻の文化遺産です。既存の案内板とあわせて、今回の補修でより魅力を感じてもらえる場所になったと思います。


最後に

今回の取り組みを通じて、私たち自身もあらためて袋澗の価値や地域資源の大切さに気づかされました。これからも、地域の文化や自然を大切にしながら、次の世代へとつないでいく活動を続けていきます。

太陽財団さまのご支援、そして日ごろから応援してくださっている地域の皆さまに、心より感謝申し上げます。



 
 
 

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